2007年01月14日

昭和史の一級史料

『昭和史の天皇』が書籍名である。遍者は読売新聞社。
つまりこれは、昭和40年代の初めに読売新聞が長期連載した記事をそのまま収録したものである。

手元の本の奥付をみると、昭和55年第1刷になっている。つまり10数年後ハードカバーの保存版が発刊されているわけである。そのことだけでもこの本の内容が多くの人々の目で検証されていることが分かる。
このことは、資史料としての信頼性、信憑性の証しにもなっているはずである。

これほどの優れた書物が、人口に膾炙せず忘れられ、いやむしろ知られていないのはなぜなのか?
もしかしたらその題名のせいかもしれない。
読売新聞が連載記事のタイトルになぜこれを選んだのか?
いくつかの理由が浮かぶが、それはそれとして、いまこの題名を見るとなんとなく敬遠してしまう人も多いのではないか?そんな気がする。

その中身は、昭和という時代の証言、昭和史証言集とでも言うべき最優秀のノンフィクションである。
登場する証言者の多様さと、ある意味華麗なまでに豪華な歴史上の人物たちの、時代の瞬間・現場に立ち会った生の声はまさに感動ものである。

すべての日本人に、何か一つ「教科書」を選ぶとしたら、私はこれを選ぶ。
第一とにかく面白い。事実は小説より奇なり、という言葉を思わずつぶやくこと請け合いだ。
posted by shuuin at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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