2007年03月03日

敵機は武蔵に集中す

ともかくも栗田艦隊は、再び陣容を立て直して北進をつづけます。

この作戦の全体では、第三艦隊(小澤)、第五艦隊(志摩)、それと栗田指揮下の別働隊である第3部隊(西村)の四つの艦隊が呼応するのですから、大事なのは時間ですね。(実際には第六艦隊=潜水艦隊も参加してましたが・・・)

つまりレイテ湾突入のX日が決まり時間が決められたら、すべての艦艇の行動は、例えば給油の段階からすべて逆算して起こすことになる。
ここで悲しいのは、「燃料の関係で長時間高速で走るわけに行かないから」という言葉がよく出てたことです。

最初に内地からリンガ泊地向かうときから、潜水艦を振り切るための高速航走まで控えたほどですからね。
高速続けると現在の車でさえ燃費食いますね。それと、巨大戦艦でさえ潜水艦を振り切る高速はもっていたわけです。

出鼻をくじかれた栗田艦隊も、最初から覚悟してたことだから別に気落ちはしなかったそうです。
重巡3隻は、無事な「鳥海」とあわせて栗田長官直率(第4戦隊)でしたから、痛いけれどもまだ想定内の出来事。
ちょっと不謹慎ですが、例えてみると一回の表にいきなり満塁ホーマーくらったけど、まだ勝負はこれからという心境だったのかな。

23:20 ミンドロ海峡にて、南東に変針。
06:30 対空戦闘用の輪形陣を組む。
08:10 敵の艦上機3機を発見。(偵察機に見つかった)
      全艦隊に警報、24ノットに増速。

10:00 「大和」の電探が東方に敵大編隊を捕捉。
10:20 第一波、30機、約20分間。

武蔵、右舷後部に魚雷一本をうける。
このときの震動で、主砲方位盤が旋回不能になったのが武蔵にとっての不運、痛手でした。
全主砲の一斉射撃ができなくなったとか。

対空砲火としての「三式弾」が思うように射てないとなると、身を守る武器がなくなったような・・・
それだけでなく、肝心の主砲が斉射できないと戦艦としての威力が減殺されてしまう。

この後、傷を負った「武蔵」を獲物をねらうハイエナのように敵機が群がります。








posted by shuuin at 15:30| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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